WWDCにて新型MacBook Airが発表されました。いくつか事前の噂がありましたが、M2チップを搭載して画面が若干大型化、ディスプレイにノッチが搭載され、ディスプレイ輝度が向上。その他スピーカーの改良などいくつかの点で改善があります。
一方でM2チップの性能に関しては大幅な向上というわけではなく、若干向上といったところ。メモリの帯域幅が50%向上し、最大メモリ容量が16GBから24GBに増加。一方で外部ディスプレイに関してはM1チップと仕様が変わらず、1台だけ拡張できるという点に関してはM1と同じようです。
為替レート改定による値上げ
さて、そんなこんなで新製品で盛り上がっている一方で深刻なのは為替レートによるMac製品の値上げです。
ここ最近の急激な円安の進行により多方面の分野の商品の値段が上がっています。外国で製造されるApple製品も例外ではなく、新製品の発表と同時に価格が改定されてしまいました。
MacBook Pro 14インチが欲しい
MacBook Pro 14インチモデルを実は狙っていました。値段がもともと高めであったので慎重に考えていたのですが、価格が3.5万円も上がるということで最後のチャンスということで思い切って買ってしまいました。
購入に至った理由としては、デスクトップはWindows、出先はMacBookという2台体制を1台にまとめたかったからです。現在のメインマシンは自作で2021年の夏に作ったばかりのWindowsマシンです。もともとPCゲームを昔からやっていたので最新のゲームが動くようにとRyzenとGeforce RTX 3070で作ったマシンです。性能は今も第一線ですが、なんせ場所を取る。
しかも、当初想定していたよりもゲームをやる時間がない。一方で外出先でパソコンを使う機会はちょくちょくあります。普段愛用しているAirPods Proをシームレスにそのまま連携できるMacを再び使いたいなという思いが出てきていたところでした。
現在私がパソコンでやる作業のほとんどはネットサーフィン、文書や本などをスキャナーでスキャンしてクラウドに保管する、写真撮影したRAWの編集作業です。
一番負荷が大きい作業はRAW編集となるのでそれに合わせて性能を考えるとMacBook Pro 14インチで統一して使うのが一番無難かなという結論に至りました。
写真編集はMacが便利
Apple製品はもともと色再現性の点などからデザイン関係に強い傾向はありました。マルチデバイスが当たり前となり、Macで編集した写真をiPadで仲間と鑑賞したりといった使い方が一般的となった現在でもMacで写真編集を行う利点はあると思います。
むしろ、日本ではiPhoneのシェアが高いため写真が消費される端末はiPhoneである可能性が高いです。写真の編集もウェブ用となどであればiPhoneで消費されるということを念頭に置いて編集する時代となっていると思います。
円安が続くと消費者には不利
円安が続いています。この記事を執筆している時点ではおよそ1ドル130円程度です。Apple製品はもちろんのこと、その他の全ての製品の大半は輸入と関係がないものはほとんどないです。輸送にかかるガソリンは輸入になりますし、商品のほとんどは海外で生産され、製品の大半の原料の大半は国外で生産されているからです。
現在の円安は日本の量的緩和政策が継続される一方で、海外ではそれらが見直され金利の上昇を招いているというギャップなどが関係しています。日本の量的緩和政策は現在の日本経済では撤廃するのは難しいとされていますので今後もこの円安の流れは当面続く可能性があります。
となると予想できるのは今年発売されるiPhone 14シリーズの値上がりですね。Galaxyシリーズでも今年発売されたS22シリーズは昨年発売されたモデルよりもかなり割高になっていたことで一部話題になっていました。その原因の多くは為替にあると思われますので、iPhoneも例外なく値上げされる可能性が高いでしょう。
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