あなたがバイクに乗るライダーなら、停車時や緊急時にスマートフォンを素早く利用したい!と思ったことがあると思います。そのためには、運転時に確実に素早く使える生体認証方法が必要です。今回は、私が最適と感じたスマートフォンの生体認証方法について話をします。
iPhoneは顔認証のFace IDを(iPhone SEシリーズのみTouch IDという指紋認証)、最近のハイエンドAndroidスマートフォンでは、指紋認証と顔認証の両方が利用可能なモデルが多いです。どちらも素晴らしい技術ですが、バイクライダーとしての観点から見ると、いくつかの制約があります。
iPhone(Face ID搭載モデル)はシステムヘルメットがおすすめ
iPhoneのFace IDは、顔部分を覆うヘルメットを着用している場合、特にフルフェイスヘルメットを着用している場合には通常使用できません。Face IDは顔部分のスキャンして本人かどうかを確認することで認証をしているため、ヘルメットで顔が隠れると確認ができないからです。これを回避する方法はシステムヘルメットを使用し、顔部分を上げている場合には問題なく使えます。しかしこの方法は、毎回ヘルメットの顔部分を上げる手間が増えるという欠点があります。
Androidは柔軟に対応しやすい
一方、最新のAndroidスマートフォンでは、指紋認証と顔認証の両方が可能なモデルが多いです。これらのデバイスでは、手袋をしていても顔認証を使用することが可能ので手袋を外したくない場合には顔認証を、顔を露出するのが難しいヘルメットを使用している場合には指紋認証を使用することができるため生体認証を一つしか採用していないiPhoneよりも柔軟に対応しやすいです。しかし、顔認証に関してはiPhoneと同様にシステムヘルメットが必要ですし、指紋認証を使用したい場合には手袋を外したり、指の一部を露出できる手袋を使用するなどの工夫が必要です。
お気に入りのヘルメットがシステムタイプではない場合、すでに持っている場合には手袋を工夫すれば対応できるAndroidのほうが自由度が高いかもしれません。
またAndroidであればスマートロックという機能があります。これは信頼できる場所やBluetooth機器等を予め登録しておくとその条件に合致する場合にはロック解除をスキップできる機能です。
以下の3つの設定が可能です。
- スマートフォン本体を持ち運んでいる状態の時
- 信頼できる場所にいるとき
- 信頼できるデバイスに接続しているとき
後述するiPhoneとApple Watchとの連携でのロック解除よりも柔軟に設定ができるのでAndroidのほうが安価に多様な条件のロック解除の方法を追加することができるでしょう。
信頼でいるデバイスで無線イヤホンやスマートウォッチなどの機器を登録すればバイクに乗っている最中でもその機器をスマートフォン本体とつなげていればロック解除をスキップできるようになります。
iPhoneユーザーであればApple Watchを活用する方法も
Apple Watchを装着している間はiPhone本体のロックを解除することができる機能があります。これを活用すれば顔認証を使用せずにiPhone本体のロックを解除可能になります。Apple Watchを購入して装着するという手間がありますが既にiPhoneとApple Watchを持っている人やスマートウォッチを探しているiPhoneユーザーの方は是非Apple Watchを検討してみてください。この機能はwatchOS 7.4 以降を搭載した Apple Watch Series 3 以降であれば対応しています。現在Apple Watch Series3よりも古いモデルはほとんど売ってないので市場に流通しているモデルの大半は使用可能です。
ロック解除を工夫してスマートフォンをバイクライフに活用しよう!
結論として、ストレスなくスマホのロックを解除するにはヘルメット・手袋に工夫をするかスマートロックやApple Watchなどを活用することが必要だと感じました。例えば、iPhoneユーザーはApple WatchのiPhoneのロック解除機能を活用することで、手袋やヘルメットを外さずにiPhoneを操作することが可能です。Androidユーザーであればスマートロックを活用できます。あなたのライフスタイルと装備に最適な生体認証方法を見つけて、より快適なバイクライフを楽しみましょう。
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