GarminのEnduroとHuaweiのHuawei Watch GT 3 Proを使用しています。2つ使用している理由はGarminの方が圧倒的に生体データを取得・閲覧・管理するのが優れている一方で、Huawei Watch GT3 Proは圧倒的に画面の視認性が優れているためです。
Garmin Enduroのみを使用していた時には気付かなかったのですが心拍数を確認してみるとEnduroの方が圧倒的にHuawe Watch GT3 Proよりも低く、体感的にもそれなりにきついのに心拍数がGarmin 100回/分程度であるのに対してHuaweiは130〜140回/分程度を示していることが多々ありました。
最初はGarminの方が運動機能に特化しているはずなのに低く出る理由はなんだろうかと疑問に思っていましたが、デバイスの心拍センサーの形状に答えがあることがわかりました。
心拍センサーは肌と密着させないと精度が下がってしまう
Garmin Enduroは肌と密着する心拍センサーが平です。一方でHuawei Watch GT3 Proは肌と接する心拍センサーが突出しています。Huawei Watch GT3 Proは形状からして心拍センサーが肌と密着するように工夫されています。
私の使用しているGarmin Enduroの後継機種であるGarmin Enduro2では実はこの部分が改善されており、心拍センサーが隆起していて肌とより密着するように改良されています。Fenix 7シリーズからの改良点のようです。Garmin Connectはスマホだけでなくパソコンからも自分の日々の運動等のデータが閲覧できます。とても便利で運動する人向けに作られた素晴らしいシステムです。しかしすでにEnduroを購入するために10万円程度支払い、壊れてもいないのに心拍精度の改善のためだけにさらに10万円程度を支払って買い替えるのは流石に躊躇してしまいます。
心拍センサーと肌がより密着しやすい装着方法
ではすでに6シリーズ以前を使用している場合にできる対応はないのか?というとあります。お金と手間をかけてでも解決したいというのであればGarminの胸部に取り付ける心拍センサーを購入するという方法もあります。しかし、私はそこまで手間をかけたくないしデバイスの数が増えるということは管理する手間が増える(運動する前後で体に取り付けて取り外す手間と充電する手間)のは嫌なのでもっと手軽にできる方法をご紹介します。
腕時計型のデバイスは手首付近の前腕に取り付けると思いますが、つける際になるべく手首から離した位置に取り付け、さらに腕の外側ではなく内側に取り付けます。
こうすることによって手首の関節が動いた時でも肌と心拍センサーの密着度合いが手首の関節に近い外側に取り付けた時よりも安定します。実際に取り付け方を内側に変更するとGarmin Enduroと前腕外側に装着したHuawei Watch GT3 Proの乖離がかなり減りました。
心拍数は運動強度を計測するとても重要な指標です。Garminでは運動強度を計測する機能がありますが内側にするだけで運動強度が全く変わりました。
私は65~70kg程度のバーベルスクワットを40~45秒・12回実施して15秒のインターバルを挟むHIITを14~15分程度(15セット)実施しています。Garmin Enduroを前腕外側に装着すると心拍数が息が上がっているのに110~130程度しか示していないのにHuawei Watch GT3 Proでは150~170を示しているなんてことが多々ありました。当然運動強度も20~40くらいにしかなっていませんでしたが改善後は60~70程度に改善されました。
HIITを取り入れる目的は心肺機能の維持・向上、BDNFの分泌による脳機能の向上、循環器系疾患の予防、有酸素運動を長時間やる時間を確保することが難しいため取り入れているという事情があります。HIITのポイントは心拍数を上げることだと思いますので心拍センサーが全然違う数値で計測されてしまうのは困りますよね。
外側につけているものを内側に変更するだけで精度が劇的に変化しますので心拍数の精度で悩んでいる方はぜひ試してみてください。
コメント